正しい飾り方
飾る場所に合わせて門松を選ぶ
かつては各ご家庭の玄関に大きな門松が飾られ、店舗や事務所、商業施設などのエントランスに鎮座したものでした。ですが、近年はマンションやアパートにお住まいの方も増え、ライフスタイルの変化で飾る場所にお困りの方も増えております。
木下興業ではスペースに合わせて選べるよう、3種類のサイズの門松をご用意しておりますのでご安心ください。ミニ門松は室内にも設置が可能ですので、賃貸住宅など設置が難しいお住まいでも年神様のお迎えができます。
戸建て住宅の玄関から、マンションやオフィスビルなどのエントランスまで場所に合わせてお選びください。
飾り始めの時期
門松は年神様をお迎えする目印となるものですので、お正月に入る前の年末から飾り始めるものです。
近年は日本でもクリスマスを盛大にお祝いしており、12月25日まではクリスマスツリーを飾るお住まいや店舗などが増えてきました。そのため、クリスマスツリーが役割を終えた後に飾るのが一般化しています。
ただ、古くからの習わしでは、門松の飾りはじめは12月13日~28日が良いと言われています。
なお、12月29日は二重苦が連想され、12月31日は葬式の一夜飾りに通じますので、門松を設置する日としてはお避けください。
正しい門松の飾り方
松について
門松は本来2つ1組で飾るものです。同じ形に見えますが、実は雄松と雌松があります。
雄松は黒松が基本で、葉が太く硬くて長いのが特徴です。雌松は赤松で葉が細く、柔らかく短いのが特徴となっております。
玄関に向かって左側に雄松、右側に雌松を飾りましょう。
葉牡丹について
Mサイズ、Lサイズの門松には、葉牡丹が飾られております。葉牡丹が飾られた門松は雄松と雌松の区別がつきやすいです。
雄松には白い葉牡丹が飾られ、男雛とも呼ばれて左側に設置します。赤い葉牡丹が飾られた雌松は、女雛と呼ばれ右側に配置します。
竹について
竹は1つの門松につき3本飾られますが、2本目の竹を外向きに設置することがポイントです。
年神様をお迎えするために、正しい飾り方を心がけましょう。
なお、松や葉牡丹を左右で分ける風習は地域やご家庭によっても異なりますので、古くからの慣習に従ってください。
正しい門松の片付け方
門松を片付ける松納めは、地域によっても異なります。
一般的には1月7日までを松の内としますが、地域によっては1月15日に片付けるケースも少なくありません。
片付ける方法としては、どんど焼きでお焚き上げしていただく方法と、ご自宅で処分する方法が一般的です。
※役目を終えた門松につきましては、弊社指定の事業所にお送りいただけましたら処分いたします。
ただし、送料につきましては、お客様にてご負担となります。
あらかじめご了承くださいませ。
どんど焼きで燃やす
どんど焼きは古くより、日本各地の神社やお寺で小正月に行われてきた儀式の1つです。役目を終えた門松を地域の神社やお寺に持っていき、盛大にお焚き上げされる風習があります。
お正月明けに1年の始まりの家内安全などを祈りながら厄払いなどを行う火祭りの一種で、1月15日頃に行われる地域が多いです。
神社やお寺によって実施日も異なりますので、事前に確認しておきましょう。